日本野外生活推進協会では、子どもたちの成長に合わせた6つの教室を用意しております。
森のオープンプレスクールは、初めてママやパパになった人や、平日子どもたちと家にいる保護者のための活動です。
天候にかかわらず野外に赤ちゃんと一緒に出かけ、遊び、歌い、自然体験し、リラックスした中で、子どもの発達をサポートします。
楽しいひとときを過ごすことで、身近なところで活動できる新しい場所を見つけ、新しい友達もできます。
あなたのサポートで、子どもは、落ち着いて自然を探検し、いろいろな発見をすることができます。
クノッペン教室は、1・2歳までの幼児のための教室です。大人のリーダーが子どもたちを身近な自然に案内し、冒険を体験できます。
1・2歳の子どもたちは自分の身体についていろいろな発見をする年齢です。それを自然の中で生かすのは最高です。自然にはいろいろな物がたくさんあり、運動神経を発達させ、筋肉を強くするための変化に富んだ環境があります。そして、その体験は五感を使ってできます。目で見ることでクノッペンの子どもは、もっと調べてみたくなり新しい物を見つけます。そして見た物を手でさわってみます。じっくり時間を与えて風の音や小鳥の歌を聴かせてあげましょう。
クニュータナ教室は、3・4歳の幼児のための教室です。この教室の活動によって、幼少児が自分のすぐ身近な自然を体験できるのです。
子どもたちは自然の中で遊んだり、歌ったりして楽しみます。そして、親や他の大人やリーダーと一緒に生き物のことを学びます。子どもたちは、木の切り株やまつぼっくりや、アリやミミズとすっかり友だちになります。
自然に接する年齢が幼ければ幼いほど、その子の将来の自然にたいする興味が大きくなるのです。
自然に親しむことは、幼少児の心身の発達に最良の環境になります。
ムッレ教室の目的は、まず、子どもたちに「自然に出かけるのは楽しい」ということを知らせ、自然感覚を育むことです。
そして、子どもたちは五感を使って様々な生物とふれあうことにより、エコロジー(生物界の共生)を知ります。こうして、子どもたちは、一緒に生きている他の生物や依存している環境への気づかいを学ぶことができるのです。
「ムッレ教室」の最大の特徴は、これらの目的を達成するために、“森のムッレ”という架空の妖精が登場することです。“ムッレ”は、子どもたちと自然との橋渡し的存在で、植物や動物の言葉を伝え、自然の法則を人間が変えてはいけないことを教えてくれます。
“ムッレ”の語源は、スウェーデン語の“Mullen”ムッレン(土壌)です。土は地球上のすべての生物の命の根源であり、人間もまた土とつながっているのだということを伝えたい、という願いが“ムッレ”の名前には込められています。
ストローバレ教室は、ムッレ教室の次段階として、小学校の低学年を対象にした教室です。ムッレ教室で自然感覚を身につけた子どもたちは、さらに自然と深く関わっていき、人間が自然の一部であることを理解し、小さな生き物や草花に気を配ることを学んでいきます。
この時期の子どもたちは冒険やスリルを求めます。ストロ−バレ教室では、自然の中でわくわくするような遊びが体験できます。また、四季を通して自然の中で生きていく知恵を学びます。真冬に行われるサバイバルキャンプでは、自然の厳しさを身をもって知り、自然との一体感を味わうことができます。
フリールフサレ教室は、小学校の高学年を対象にした教室です。ストローバレ教室で人と自然のかかわりを学んだ子どもたちは、次の段階として、人が自然に与える影響を知り、自然を守るために何が必要かを考えていきます。そして、自然保護に対して自分の考えを持ち、何ができるかを話し合います。
また、テント、炊事、ナイフ、ロープワーク、カヌーなど、野外生活に必要なテクニックも高度になり、様々な自然環境に対応できる生活の知恵を学びます。